南国フィジーで、のんびり退職生活

南太平洋のフィジー共和国で、のんびりと退職後の生活を送っています。フィジーの現地の色々な情報を発信します。

フィジー・チョコレート「Fiji chocolate」

「フィジー・チョコレート」は、フィジーで、最初のフィジー人チョコラティエ(チョコ職人)が、古代製法で作り上げる、世界に一つだけのチョコレートです。



フィジー・デザインで包装され(8個入り)、F$14-(約800円)です。



フィジーのカカオは、1883年に大英植物園が、現在のトリニダード・トバゴより採取した、トリニタリオ種カカオを植えたことから始まり、その後、このトリニタリオ種カカオは巨大なハリケーンによりほぼ壊滅し、ブラジルより、フォラステロ種カカオを輸入し植え替えかえたため、生き残ったトリニタリオ種と混合種も徐々に増えてきました。
その後、何度か国策により多品種を植え、全ての品種がフィジーの環境に適応し、相互に交配を繰り返し、現在はフィジー種カカオとして、フィジーの島々の各地に、自生しています。


「フィジー・チョコレート」のチョコラティエのテビタ(Tevita Niuvou)さんです。


カカオは、1粒1粒、テビタさんの手で殻が剥かれます、丁寧な手作業が美味しいチョコレートの元になります。



テビタさんは、フィジーのタイレブ(Taileve)のカカオ農家で育ち、カカオの栽培を覚え、チョコレート作りの基礎を、スェーデンで学び、アメリカ人専門家の指導を受けた後、2007年頃には、小規模ながら純フィジー産チョコレートを独自に作り上げ、身内に配るか、お祭りで売る程度で終わってました。


ある時、スバで開催された「フィジー農業祭り」で、日本人の青年と知り合い、フィジー産カカオの未来について語り合い、お互いの夢を実現化するために起業し、フィジーで最初のフィジー人チョコラティエによる、フィジー産カカオフィジー産シュガーのみ使用した、100%フィジー産の「フィジー・チョコレート」を、2015年に販売開始しました。
商品化前の、2014年には、世界で一人の「カカオ・ハンター」(Cacao-Hunter)として有名な、小方真弓さんをフィジーに招聘し、カカオ農場の管理指導とクオリティの高いチョコレート作りの指導と助言を頂いています。


日本とコロンビアを拠点に、世界中を飛び回る、知る人ぞ知る「カカオ・ハンター」小方真弓さん。


現在の事業の、商品の包装、販売、営業、経理などを担当する、日本人側経営者ご夫婦です。
フィジーへの日本人語学留学生さん達の色々な相談事にも親身に対応されてます。


「フィジー・チョコレート」の成分表、カカオ・マスが、67%含まれています。



「フィジー・チョコレート」の案内パンフレットです。


お店では、「チョコレート・ドリンク」1杯 F$10-(約570円)も楽しめます。



フィジーには、一足先に日本人チョコラティエのチョコレート工場があります。
その工場のお陰で、フィジーのカカオが動き始めました。でも、まだ一部の地域だけです。
「フィジー・チョコレート」は、フィジーで一番貧しいと言われている、本島のタイレブという地域のカカオ農場と、タイアップしています。


今までフィジーのカカオ産業は、植民地産業として細々と継続されてきましたが、日本人の努力により、徐々に国内産業に移行して来ています。


私も、この日本人たちが先鞭をつけた、フィジーのカカオ産業が大きく国内産業として、育っていって、フィジーの経済に貢献することを願っています。



さらに、詳しくは下記を参照して下さい。
URL http://fijichocolate.jimdo.com/





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