南国フィジーで、のんびり退職生活

南太平洋のフィジー共和国で、のんびりと退職後の生活を送っています。フィジーの現地の色々な情報を発信します。

フィジーの生活 「キャッサバ畑」

フィジアン村の近くや道路そばなどに、このようなキャッサバ畑が見受けられます。
キャッサバ芋は、フィジーの代表的な主食ですがフィジアンだけでなくインド系フィジー人も食しています。この芋のでんぷんからタピオカが作られます。
ここは、ナンディ・タウンの入り口、ナンディ川に架かる橋の側の河川敷の畑です。
キャッサバ畑を囲むように、バナナの樹が植えられています。


これがキャッサバの地上部分です。この根茎を食用にします。



栽培はとても簡単で、引き抜いた茎を短く切って地中に挿すだけで発根しそのまま生育します。乾燥にもとても強いので、雨の少ない、ナンディ地区でも育ちます。
キャッサバは、栽培後3~4カ月から食用の芋が収穫でき、通常は9カ月前後の芋がマーケットに出荷されます。


ナンディ・タウン公設市場です。
一山(左側)F$3-(約170円)、右側は、F$5-(約285円)です。
5ドル分で、4~5人家族で、2日分の量では。


こちらのお店は、手前の山が、F$3-、奥の山が、F$5-です。


皮をむいて、茹でたキャッサバ芋です。甘みの少ないサツマイモみたいな味です。


キャッサバ芋から作られた、キャッサバ・チップスです。



キャッサバは、トウダイクサ科イモノキ属の熱帯低木です。
大まかに、苦味種と甘味種があり、どちらもアク抜きの必要があります。
作付面積当たりのカロリー生産量は、あらゆるイモ類、穀類より多く、デンプンの生産効率は高いと認められています。
食用以外の利用範囲も広く、家畜の飼料やアルコール発酵による、バイオ燃料(バイオマス・エタノール)製造も注目を浴びています。


農作物としては、悪環境下(乾燥地、酸性土壌地、低栄養地など)でも生育可能なので、将来の食糧問題や温暖化問題に期待をかけられています。


フィジーで栽培されている、キャッサバは茹でるだけで美味しく頂けるので、甘味種の中でも食用に一番適している種類と思われます。





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