「モミ要塞」(Momi Gun site)
第二次世界大戦時、敵の侵略に備えて配置された数々の大砲。約20kmに渡って配備されていましたが、結局戦闘に使われることはありませんでした。
今は、フィジーのナショナル・トラスト(National Trust of Fiji Islands)の管理下にあり、静かにモミ湾の美しい景観を見守ってます。
この大砲は、「キングス・ガン」(King's Gun)と表示されてます。
こちらは、「クイーンズ・ガン」(Queen's Gun)と表示されてます。
この二つの砲は、6インチ砲で、長さは、7m、重さは、7.5トン、45kgの砲弾を使用し、射程は14km以上だったそうです。
二つの砲の後ろに位置する、指揮所です。
砲座からの、モミ湾の素晴らしい眺望です。
すぐ側の、気象観測システムです。
管理棟の受付です。入場料、大人1名、5FJD(約300円)です。
彼が、「日没が素晴らしい眺めになるよ。」と言ってました。
当時は、フィジー人の兵隊は、オーストラリア軍やニュージーランド軍の一員として参加してたそうです。
当時を偲ばせる、白黒の写真が沢山展示されてます。
第二次世界大戦時の旧日本軍の占領地の地図が展示されてました。旧日本軍の南下は、ソロモン諸島で途絶えてます。
私の感想は、実際に戦闘がなくて幸いだったと思います。この程度の防塁だったら、旧日本海軍の戦艦の艦砲射撃を受けたら、跡形もなくなっていたと推測されました。
何といっても、小高い丘の上に位置するため、村や山、サトウキビ畑、モミ湾の素晴らしい景色が一望できます。