南国フィジーで、のんびり退職生活

南太平洋のフィジー共和国で、のんびりと退職後の生活を送っています。フィジーの現地の色々な情報を発信します。

フィジーの生活 「タベウニ島のブナ村訪問」4

今回、私のタベウニ島のブナ村訪問の目的は、昨年2月のサイクロン被害から1年以上が経過しましたが、どの程度復興しているのかと、何時もブナ村を訪問した時に、お世話になる私の嫁のお姉さん叔母さん従妹たちの現状を確認するための訪問でした。


ブナ村と隣接する、カナゼア村に住んでる、私の嫁のお姉さんです。


以前は、広いテラスも付いた、結構大きな建物でしたが、手前の土台のコンクリートを残してすべて吹き飛んだそうです。現在は寄せ集めの残骸で、写真のように仮設小屋を建てて住まわれています。


右隣に、さらに小さな仮設小屋が・・・以前はもう少し離れたところにあった、お姉さんの娘さんの建物も完全に吹き飛ばされたので、すぐ横に小屋を建てたそうです。


家の前にあった、大きなマンゴーの木が倒れかかり枝が全部枯れています。その向こうにお隣の仮設小屋が見えてます。


こちらは、叔母さんとお姉さんで、叔母さんは、昔のお父さん(当時の大酋長)の家を改築して、「ブナ・ラグーン・ロッジ」(Vuna Lagoon Lodge)というゲストハウスを経営してます。
建物が意外と頑丈だったので被害は最小限だったそうです。
現在も、外側は多少傷んだままですが、ゲストハウスは再開していました。
私たちも、ブナ村に来たときは、何時もここに宿泊しています。



上の写真は、被害を受ける前のゲストハウスの外観です。


目の前が、「ブナ・ラグーン」です。


海岸側から、「ゲストハウス」を眺めた写真です。現在は、緑の半分は失われてました。
手前の黒い岩は、溶岩です。


ブナ村から車で10分位のところに、14エーカー(約17000坪)の私有地に住んでる、従弟たちを訪問しました。
現在居住している、大きな仮設小屋です。


この破れたテントは、被害直後に海外の救援隊より支給されたもので、トタン板で仮設小屋を建てる間住んでいたそうです。このテントの位置が、母屋の後です。
この土地に以前は、4棟の建物が建っていて、それぞれ家族で住んでいました。


観光客の乗馬ツアー用に買われている馬たちです。サイクロンの来週前に安全な場所に隠していたそうです。
以前は、このそばに大きな囲いに数十頭の豚を飼育していましたが、柵に樹が倒れて壊れ恐怖にかられた豚たちはジャングルに逃げ込んで、すべて見失ったそうです。


現在は、2家族で仮設小屋に住んで頑張って暮らしているそうです。


住宅地の回りは、鬱蒼としたジャングルです、元の豚の囲い地も背の高い樹木に覆われて原型を留めていません。
南の島の、ジャングルの緑の回復力には、目を見張らせる力が存在します。


皆さんが、訪れる南の島のリゾートは、スタッフたちによる日々の仕事で、「南の楽園」を演出しています。
人々の手が入らなくなったら、約1年後には元のジャングルに戻ると思います。


お姉さんの家に戻ると、お姉さんと同居中のお孫さんたちが夕食中でした。
このスタイルが、一般のフィジー人たちの食事の様子です。フィジアンマットの上に布を広げて料理を並べて、家族で車座で食事を楽しみます。
実は電気も来てないので、写真のフラッシュで綺麗に写りますが、実際は懐中電灯の明かりの元の食事風景でした。


名残を惜しみながら、満天の星空の下を、四輪駆動のタクシーで帰途につきました。



もう一度、続きます・・・
















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