南国フィジーで、のんびり退職生活

南太平洋のフィジー共和国で、のんびりと退職後の生活を送っています。フィジーの現地の色々な情報を発信します。

フィジーの人々(8)まとめ


ナンディ町、最大のお祭り「ブラ・フェスティバル」(Bula Festival 2012)での、フィジー軍楽隊のパレード。



毎年恒例の、ナンディ町の「ブラ・フェスティバル」最大のイベント、ミスコンテストの写真です。
色々な人種の若いフィジー人女性がエントリーして、「南太平洋の美」を競っています。




フィジーは、今までも触れたように、フィジー人、インド系フィジー人、ポリネシア系ロツマ人(以上で約95%)と約5%の中国人、南太平洋諸国人、ヨーロッパ人などとの人口構成になっています。

同じフィジー人と言っても、19世紀からの海外との経済交流、さらに英国植民地としての関係もあり長い間で混血が進んできています。今やハーフとかクオーターどころか多重混血(私が考えた言葉ですが、私の友人で8カ国の場合も)の家族もたくさん見かけます。特に白人との混血は一種のステータスみたいな感じです。


フィジー人とインド系フィジー人との婚姻はそれほど多くはありません。生活習慣、宗教その他のハードルが高いのでしょうね。
特に、ヒンドゥー教徒は、本人たちが子供の内に親同士が決めた婚約者がいるケースもよく聞きます。
身分制度のしがらみが隠然として生きているのでしょうね。
ジャイナ教のインド人もジャイナ教徒同士の結婚が掟だそうです。



フィジーは今でも発展途上国でEUやアメリカ、中国、日本からなど色々な形で援助を受けています、南太平洋じゃリーダー的な国ですが、GDPは1人あたり、4,185ドル(2008年)です。(ちなみに、日本のGDPは、1人あたり、38,053ドル(2014年)です。)


フィジーの月平均賃金は、400F$~600F$(約26,000円~約39,000円)公務員で600F$~800F$(約39,000円~約52,000円)だそうです。

リゾート関係の仕事の最低賃金は、約3F$です。


それでもリゾートに来られる海外からのお客様に対しては、最大の笑顔とサービスでお迎えし、「南の楽園」を演出し、楽しい思い出を提供しています。


ちなみに、フィジーでの特に女性の雇用の最大条件は「容姿端麗」です。だから高級リゾートやレストランに行くほど、南洋の美人がそろっています。


フィジーの政情不安の原因の一つでもありますが、経済はインド系フィジー人にほぼ独占されています。
しかし、昨年9月の総選挙でフィジー政府も民主化され、多民族国家としての覚悟と決意で新しく出発したばかりです。


















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フィジーの生活 食事事情

フィジーは、南太平洋の中心地であり、多様な人種構成と言う特殊性を持っています。
その食文化は、伝統的なフィジー料理、ポリネシアン料理にインド料理、中国料理さらに少しのヨーロッパ料理が混じりあっています。
フィジー人の主な食事は前回紹介した、キャッサバ、タロイモなどで、あと魚介類や豚肉、牛肉を食べます。
フィジーはパイナップル、パパイヤ、マンゴー、グアバなどトロピカルフルーツも豊富にあります。


HEAP(一山4個)5F$のフィジー産パイナップル。上のガラスケースに皮をむき半分にしたパイナップルが、1個、1F$です。

フィジー産パパイヤ、左の小ぶりが一皿、2F$で、右の大きめが一皿、6個で、5F$
です。


旬にかかった、フィジー産マンダリン(みかん)です、一山、2F$です。日本のみかんより全然甘みは少ないです。

段ボールの札が値段です。ひと房5~4F$です。




インド系フィジー人は、多種の香辛料を使用した、鶏肉、ラム肉(羊肉)、ゴート肉(山羊肉)のカリーにライス(タイ米など長粒米)、ロティ(小麦粉を練って丸く伸ばしてフライパンで焼いたもの)、ダルと言うヒラマメのスープを食べますが、インド系の70%近くがベジタリアンと言われていて彼らは野菜カリーを食べてます。


ナンディ・タウン公設市場の常設のインド料理の香辛料、バケツに入れて売られてます。
お客さんの好みで、数種類を紙袋に入れて混ぜてくれます。インド系の家庭でそれぞれカリーの味は違っています。



こちらは、ダルスープの材料みたいです。


同じ市場内で売られている、チリ(トウガラシ)の各種、右の小さいものほど辛いです。
一盛り、1F$です。
これをカリーに入れて辛さを調製、カリーを食べながら生でかじる人もいます。
インド系の自家製カリーで、私は死ぬ思いをした経験があります。



都市部には、庶民向けカリー料理店、中華料理店などが沢山あります。インド系のお店では中華系のメニューもあります。



フィジーの伝統料理は、主なもので、ロロ(Lolo)、ココンダ(Kokoda)、ロボ(Lovo)料理です。
ロロは、ココナッツミルクの事で、魚や野菜をココナッツミルクで煮たものです。
ココンダは、一般にフィジー風の刺身として日本に紹介されています。
サイコロ状に切った生魚をココナッツミルクとレモン、ライムの果汁とでマリネしたものです。
ロボは地面に掘った穴に焼いた石を敷いて、バナナの葉でかぶせ、その上に食材を置いてバナナの葉で覆い、さらに土などで小山状にして数時間蒸し焼きにする料理です。




フィジー伝統料理は、別の機会にもう少し説明したいと思います。



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フィジーの生活 (フィジー人の主な主食)

フィジーの庶民の台所、新設された正面の建物(ナンディ・タウン公設市場)です。
地元では、「マーケット」と呼ばれています、左側に有料トイレ(1回、20セント)も新設され便利に。この裏に、タクシー乗り場とバス・センターがあります。


マーケットの中の様子。


ナスが1山、1F$(約65円)。

右下に見えるのは、撮影時期に旬だった、フルーツのマンゴーです。


これが第一の主食、キャッサバ(Cassava)です。これからタピオカが取れます。
右側の大きな山で、5F$(約325円)。普通、皮をむいて茹でて食べます。
乾燥に強く、フィジーではどこでも栽培されています。


第二の主食、タロイモ(Taro)、フィジーでは単に「ダロ」と呼んでいます。サトイモ科ですが日本のサトイモよりかなり大きいです。色々種類があります。ダロが育つには大量の水が必要なのでフィジーでは限られた場所でしか収穫できません。だからキャッサバより高級食材です。

地方の島などで、主食の一つのブレッド・フルーツ(パンの木の実)です。
ちょうど旬の時期で1山、2F$(約130円)。
このまま焼いても皮をむいて茹でても素朴で美味しい、パンの様な味がすると言うので、パンの実と名付けられたそうです。


これも主食の一つで高級食材に入る、サツマイモです。フィジー語で「クマラ」と言います。

日本のサツマイモと比べると甘みが薄い味です。


もちろん、インド系フィジー人も、これらのイモも食べますが、彼らの主食は小麦粉で作ったロティ(フィジー式ナン?)か炊いたご飯(主にタイ産のお米)です。



我が家の主食は、オーストラリア産の、Medium Grainの「Calrose Rice」(日本のコシヒカリを陸稲で栽培しているらしいです。)2Kg、3.68F$(約240円)、タイ米より2倍くらい高い。
でも、嫁さんがダロの名産地のタベウニ島出身なので、ダロもよく食べます。



茹でた「ダロ」です、余ったら翌朝、少し薄く切ってフライにします。


結局、食べれる量を計算したら輸入されたお米が一番安あがりになりますが、地方の村ではキャッサバとダロは自家用で栽培しているので安上がりになるのでしょうね。都市部は食材はマーケットで購入するのでどうしても高くなります。















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