南国フィジーで、のんびり退職生活

南太平洋のフィジー共和国で、のんびりと退職後の生活を送っています。フィジーの現地の色々な情報を発信します。

フィジーの生活 フィジーの伝統料理「ロロ料理」

フィジーの伝統料理は、主なもので、ロロ(Lolo)、ココンダ(Kokoda)、ロボ(Lovo)料理がよく知られています。
フィジー料理は、典型的な家庭料理で、タウンなどにフィジー料理を出すレストランはありません。

ナンディでは唯一、「ポート・デナラウ」に観光客用の高級フィジー料理レストランがあります。
ただし、キャッサバ、タロイモの茹でたものはタウンの庶民向けのインド料理店でも気軽に手に入ります。



「ロロ」、「ココンダ」は、ココナッツミルクを使用しますので、まず「ココナッツミルク(クリーム)」の作り方と、我が家のロロ料理の紹介をします。



ナンディ・タウンのマーケットで、ココナッツの殻を取り去った中の実だけを買ってきます。
4個の山で、4F$です。
このココナッツは,熟して自然に木から落ちたものです。(ジュースで飲むのは、ヤシの木の上にあって緑色の実を、人が登って落としたものです。)


まず、実を手に乗せて、包丁の背などで叩き真横に割ります、白く見えるのがココナッツの果肉です。
ちなみに、果肉だけを外して乾燥させたものが「コプラ」と言う、ココナッツオイルの原料になります。
最近、フィジーで生産されだした、低温抽出の「バージン・ココナッツ・オイル」がアメリカや日本で好評と聞いています。




箱形の椅子に、ココナッツ・スクレーパーを置いて腰かけ、半分に割った実を両手で握り果肉だけを削り落します。

果肉の部分だけを削り落された実。


ココナッツ・スクレーパーの全体写真と先端の鉄爪の拡大です。これはどこのスーパーでも販売してます。
削った果肉を、手で少しずつ絞るか、布袋に入れて強く絞って果汁を採取します。この果汁が、ココナッツミルク(クリーム)です。



家庭でココナッツミルクが作れない場合は、スーパーで缶詰が売ってます。1缶、400ml、2.99F$です。味は手作りの方が格段に美味しいですが・・・




「ロロ料理」は、ココナッツミルクで野菜と魚などを煮込んだ料理の総称です。

ナンディ・タウンのマーケットで売られている淡水の貝です。1山、2F$。
フィジー語でも「カイ(Kai)」と呼ばれています。これを洗って一晩水に浸けて汚れを出し次の日調理します。


水から貝を湯がいて、実だけを外し、スライスした玉ねぎとココナッツミルクで煮込んで、取っておいた貝殻に実を盛り付けて出来上がりの、淡水貝のロロ料理(KaivakaLolo)です。


これはフィジーで「ドゥルカ(Duruka)」と呼ばれている野菜です。1山、5F$です。
フィジーのアスパラガスとも言われています。


皮をむいたドゥルカとサバの缶詰、スライスした玉ねぎ、トマトとココナッツミルクで煮込んだ、
ドゥルカのロロ料理(DurukavakaLolo)です。サバのうま味とココナッツのほのかな甘さがドゥルカにしみ込んだ美味しい味です。


地方の島の村では、野菜が手に入らないので(フィジー人は、キャッサバ、タロイモは栽培しますが他の野菜は作れません。本島でも野菜の栽培は、主に中国系か韓国系の人々です。)
引潮になった浅瀬で採った小魚やドロップオフで釣った魚を捌いて自然の木の葉とココナッツミルクで調理して食しています。


私が考案した、最高の「ロロ料理」は、新鮮なロブスターを殻ごとぶつ切りにして鍋に入れ、ざく切りにしたキャベツを放り込みココナッツミルクで煮込んだ料理です。ロブスターから出たエキスとココナッツミルクが創ったスープが何とも言えず最高に美味でした。


今現在、1F$は、約65円です。














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