南国フィジーで、のんびり退職生活

南太平洋のフィジー共和国で、のんびりと退職後の生活を送っています。フィジーの現地の色々な情報を発信します。

フィジーの生活 「アグ(UGG)・ブーツとは」

今回、ナンディの、「UGG fiji」の工場訪問を、ブログとfacebookに投稿しましたが、何人かの方から、日本で売られているアグ・ブーツと「どう違うのか?」などの疑問が寄せられましたので、「アグ(UGG)・ブーツ」についてを投稿します。


まず、「アグ(UGG)」とは、ブランド名ではありません。


もともと、1920年代にオーストラリアで羊毛刈の職人さん達の間で広まり始めた、羊の毛皮のブーツが、デザイン等が洗練されてなく、不格好なブーツと言うことで、「Ugly Boots」と呼ばれていたそうです。


それが、いつの間にか「アグ(UGG)」と言う名称で呼ばれるようになり、アグ・ブーツと言えば、羊の皮で作られたブーツの総称となったとの事です。


その後、人気が出てきたので、「アグ(UGG)」の名前を付けて幾つもの会社が起こされたそうです。
現在、世界で、80社ほどあるそうです。


1979年に、オーストラリアのサーファー、ブライアン・スミス氏が、「UGG Australia社」を創業して、アメリカに進出し、アメリカのサーファーたちから認められ、その後一般の方々にも人気が出てきて成功を収めました。


1995年に、「UGG Australia社」の創業者のスミス氏は、会社をアメリカの巨大なフットウェア会社である、「デッカーズ社(Deckers Outdoor Co.)」に売却しました。


1999年、デッカーズ社は「UGG Australia社」の名称を、アメリカとヨーロッパで商標登録しましたが、「UGG」は、本来シープスキンブーツの総称であるためオーストラリアの他の「UGG」メーカーから訴訟を起こされました。


2005年には、「デッカーズ社」は、世界的に人気の出てきた、アグ・ブーツの工場を中国に建設し、大量生産を始め世界中に販売網を広げました。


「UGG Australia社」は、日本にも進出し、今では大変な人気を得てます。


その間、オーストラリアの他の「アグ(UGG)・ブーツ」メーカーもアメリカ進出を果たしてます。


日本で、アグ・ブーツと言えば「UGG Australia社」のブーツを連想されますが、
フィジーの「UGG fiji」も、オーストラリア産の高級シープスキンを使用して、製造機械もすべてオーストラリアから輸入して、オーストラリアの他のメーカーと、一緒の工程で、「アグ(UGG)・ブーツ」を作っています。


「UGG fiji」の本社はオーストラリアにあり、フィジー以外にも、中国にも工場を持っているそうです。


皆様も是非、「フィジー・メイドのアグ(UGG)・ブーツ」をお試しください!



中国人観光客向けのパンフレットです。



「UGG fiji」では、自分でデザインを選んで、好きな色でコーディネートした、貴方だけの「アグ(UGG)・ブーツ」を、オーダー出来るそうです。



私の住んでいる近くで、アグ(UGG)・ブーツの製造工場があるとは以前から知っていましたが、「フィジーで、防寒ブーツ?」と言う思いでした。


「フィジー・メイドのアグ(UGG)・ブーツ」が、もっと世界に広まるように願っています。
















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