南国フィジーで、のんびり退職生活

南太平洋のフィジー共和国で、のんびりと退職後の生活を送っています。フィジーの現地の色々な情報を発信します。

フィジーの人々(5)インド系フィジー人

フィジーに初めて来られた日本人の観光客が、フィジーにインド人が多いと聞いていても、フィジーの街やホテルで実際にインド人たちに出会って、こんなにも多いのかと驚かれるそうです。
現在、フィジーの人口、88万1千人の約38%がインド系フィジー人で、約33万5千人です。
フィジーの独立前からフィジーに移住し、主に砂糖キビ農場の労働者として働き、契約が終了してもフィジーで滞在する人が増えて今日に至ると言う事です。
1970年のフィジーの独立にインド人の経済力が大きく貢献したそうです。



だから、フィジーでは、インド系フィジー人と呼ばれています。彼らは公用語は英語ですが、家族ではフィジー・ヒンディー語(本国のヒンディー語とは少し違うそうです。)で会話し、約80%弱がヒンドゥー教、約20%弱がイスラム教徒で他にジャイナ教、シク教、キリスト教の教徒がおられるそうです。


上の二枚は、ヒンドゥー教徒の新郎新婦の結婚装束です。
昔はヒンドゥー教式の結婚式は1週間以上かかったが、今は3日間位で終わるそうです。
以前、ヒンドゥー結婚式の前日の花嫁側のセレモニーに招待された事がありますが、花嫁さんのサリーのお色直しが何回も続くので、何時まで続くか尋ねたら花嫁さんが持っているサリーを全部披露するとのことで結局、お色直しだけで2時間以上かかりました。




フィジーでは珍しいインド系フィジー人のキリスト教式の結婚披露宴です。
キリスト教徒は新郎新婦だけで、両家に家族はヒンディー教徒だそうです。






新婦の友人の歌の披露風景、後ろで生バンドが演奏しています。



子供たちの食事の席で料理が配られるのを待っているところです。



披露宴の食事は、インド系インド人の約70%がベジタリアンなので、普通の料理と、ベジタリアン料理が用意されています。もちろん、インド・カリーがメインです。
インド系の方々は料理は右手で上手に食べます。私はスプーンをお願いしますが・・・


のんびりとしたフィジー人と違い、インド系フィジー人は、技術系の仕事やIT関係、各種商売にたけて良く働き、フィジーの経済界をほぼ牛耳っています。
でも一時は人口の半分以上を占めたインド系フィジー人は政情不安の矢面に立たされ、海外への移住が進み、今では全人口の約38%までに減ってきています。
こういう場合、他の国でも働ける優秀な人材から出ていくので、フィジーの将来を心配する人もいます。








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